自分で相続税申告できる?診断

自分で相続税の申告をしても大丈夫?

自分で申告書を作成できるか確かめる

「相続税の申告を自分でやってみたい!」相続人の中にはそう考える方もきっと少なくないでしょう。相続税の申告は、土地を複数持っていたり、外国に資産があったり、複雑な案件の場合はプロの税理士でも慣れていないと相続税を払い過ぎてしまう、やっかいな手続きです。以下のチャートを使って自分で申告ができるか診断をしてみましょう。

自分で相続税申告ができる?診断チャート

以下のチャートの各質問にYES/NOで回答ください。該当したA,B,Cの数を数えてください。

相続税申告難易度チャート
No. 質問 yes no コメント
遺産分割は済んでいますか? A B 遺言があったり、また遺言が無くても相続人内で遺産分割協議が済んでいれば問題ありません。遺産分割が済んでいない場合は、まず相続人間で遺産の分け方を話し合いましょう。
主な相続財産は自宅と現金ですか? A B 相続税の申告で最も難しいのは不動産の評価です。不動産は少なければ少ないほど難易度が下がります。
各財産の評価額は自分で分かりますか? A B まず相続する各財産について、それぞれの評価額を知る必要があります。土地以外の財産の評価はそれほど難しくないので、まずは各財産の評価を算出してみましょう。
不動産の評価額は自分で分かりますか? A B まずは土地評価にチャレンジしてみましょう。正方形の整った土地であれば、比較的簡単に土地の価額が算出できます。
特例を使えば相続税額は0円で済みますか? A B 「配偶者の税額軽減」や「小規模宅地等の特例」を利用すれば相続税額が0円で済む場合、申告は必要ですが納税の必要はないので、リスクもなく、挑戦しやすいでしょう。
生前贈与は有りましたか? B A 亡くなる直前に贈与された財産には相続税がかかります。記入する帳票が増えるので、少々やっかいです。
相続時精算課税制度を利用した生前贈与は有りましたか? B A 相続時精算課税制度を利用して贈与された財産には相続税がかかります。記入する帳票や箇所が増えるので少々やっかいです。
過去10年間に他の方の相続は有りましたか? B A 10年の間に相次いで相続が発生した場合、相続税の控除制度があります。帳票の数が増えるので少々複雑になります。
賃貸物件のオーナーですか? B A 貸家の評価は少々難しいので要注意です。また、賃貸割合が1ではない場合は税理士にご相談下さい。
10 農地の相続は有りますか? C A 農地等納税猶予の制度を利用したい方は税理士にご相談下さい。
11 外国財産の相続は有りますか? C A 外国税額控除の制度を利用したい方は税理士にご相談ください。
12 小規模宅地を共有で相続できますか? C A 小規模宅地を共有して相続したい方は税理士にご相談ください。

自分で相続税申告ができる?診断結果

Aのみ 比較的難易度が低いです。自分で申告にチャレンジしてみましょう!
Bが0~3 難しい内容もありますが、自分で申告できるレベルです。分からないことは調べつつ進めていきましょう。
Bが4以上 自分で申告は可能ですが、難しい内容も含まれています。迷ったら税理士に相談しましょう!
Cが1以上 自分で申告は相続税を払い過ぎる可能性があります。税理士に依頼することをお勧めします。